由利地方の戦国武将の家紋
由利地方の諸領主の出自をみると、その多くが小笠原氏あるいは大井氏の後裔を称している。そのことを、そのまま信じることはできないが、由利地方には小笠原氏が鎌倉時代に地頭であった時代もあり、由利十二頭に関する伝承は信濃との関連を匂わせている。
かれらの出自を探るヒントとして家紋があげられ、それぞれの家紋をみてみると「三階菱」を用いる家が圧倒的に多い。この限りでいえば小笠原氏との関係が濃いものである。しかし、小笠原氏の後裔を称しながら、たとえば仁賀保・打越氏のように大江氏の代表的な家紋である「一文字三つ星」を用いる家もある。
由利地方の戦国武将の出自を家紋からみた場合に限っていえば、小笠原氏とのことを感じさせながらも、大江氏との関係をうかがわせているといえよう。歴史の変遷が家紋から想像できて興味深い。
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